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  • 執筆者の写真kozuwe

懐かしいとはちょっと違う

20年以上前のこと。

同じ方向を見て、夢を見て、一緒に頑張ってた仲間たちがいた。

みんな暇だったから、毎日のように集まって、飲んで、食べて、旅にも出かけ、笑って、

語って、雪道にもはまって、けんかもたくさんして、ずっと一緒なんだと思っていた。

でも、若者らしく、目の前のことは全然うまくいかなくて、ほどなくしてばらばらに。

仲間の一人が旅立ったのも大きかった。

彼は医師だったから自分の病気と冷静に向き合って・・・いるように見えたけど、ジタバタしている心中も私たちにはよく分かって、だから亡くなってしまった時は悲しいというよりもよくがんばったよねという気持ちだった。

彼とはしっかりお別れしたけど、その他の人とは気がついたら連絡すら取れなくなっていて、日々暮らす中でそのうちに寂しいとすら思わなくなっていった。

今でも会えるのはふたりだけ。

小橋亜樹と、かみむらしんや。

かみちゃんがすすきのに番組絡みでお店を出したので、時々顔を出す。

当時の話はほとんどしない。

今と先の話をする。あの頃と変わらないなと思う。

かみちゃんがインスタ用に昔の画像を加工してくれた。

こういうの、旅立ったアイツはきっと得意だったと思う。

いろいろ助けてくれたと思う。

インスタとか知らなかったでしょ、って写真に話しかける自分に過ぎた時を感じる。

ユーミンのHello,my friendが頭の中で流れる。

懐かしい、とはちょっと違う気持ちになる。





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