先日、自宅のテーブルを買い替えました。
正確に言えば、一度は購入手続きまで進みましたが、結局、キャンセルしました。
そう、一度は「買い替えた」はずが、やめました。
自宅のテーブルはいまの家に入居する時に求めたもので、もう10年以上使っています。
傷もつき、濡れたコップを置けばその後はしばらく取れない。
重くて模様替えも一人ではできないし、そろそろいいかなとずっと考えていました。
そして、お店で理想的なテーブルを発見。
何度か見に行って、よく考えて購入したのです。
届くのは2週間後となりました。
店を出て、車に乗り、移動する間に何だか気持ちがざわざわ・・・
家に着いて、今のテーブルを見てよりまた気持ちがざわざわ・・・
あんなに新しいテーブルを欲しがっていたのに、急に元気をなくす私に戸惑う旦那さん。
お別れすると思うと、いろいろなことが思い出されました。
このテーブルを買う時も何回も見に行きました。
買ったらこんな風に使おう、こんな風に置こう、いろいろ二人で話したのを思い出しました。
それから何度、このテーブルでご飯を食べたんだろう。
何度、うたたねしたんだろう。
お別れするのがすっかり悲しくなりました。
あんなに欲しかった新しいテーブルには申し訳ないけれど、うちには来てもらうのはやめようと思いました。
いいよーと受け入れてくれた旦那さんと、手続きをすぐしてくれたお店には感謝です。
家電は、お別れする時はあちらの理由がほとんどです。
壊れてしまったり、型が古くなって修理もできなかったり、仕方なく・・・ということがほとんどです。
でも、家具は違う。
こちらの都合がほとんどです。
生活スタイルが変わったならまだいい。
ほとんどは、飽きてしまったり、新しいものが欲しくなったりです。
家具はまだまだ使えるのにこちらの都合で買い替える。
これは悪いことではありません。
リサイクルして次の人が使ってくれることも多いし、人には新陳代謝は必要です。
新しいものに触れることは必要。
だけど、今回はどうにもこうにも気持ちがいまのテーブルから離れませんでした。
一度は気持ちが離れていたのに変なものです。
またいつか気持ちを変える時は来るのかもしれないですが、しばらくはうちで仲良くしようと思います。
ほんと使いづらいんだけど、傷だらけなんだけど、染みつくんだけど。
何だか不思議な出来事でした。
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